建築家紹介Architect

森本初雄

森本初雄

Hatsuo Morimoto

愛知県名古屋市生まれ。
大学で建築を学び大手建築会社に10年間在籍。
欧倫ホームと出会い、自分の設計センスを十分に表現できる営業スタイルに惹かれ33歳で独立。

住む人の哲学、信念をデザインする

主体性を発揮秘める想いを引き出す力

小学生の頃、図画工作が得意で、記憶する勉強よりも創造的に工夫することを好み、漠然と建築に興味を持ち、大学で建築を学ぶも感性は未だ目覚めず。
きっかけは、卒業設計において悩める中で目にしたフランスの建築家ル・コルビュジエ氏(1900年前半に活躍)の「住居は、住むための機械である」という哲学であったという。つまり機械イコール装置であり、装置そのものが豊かな暮らしを生み出すものではなく、飽くまでそこに住まう人の価値観、人間性との限りない調和があってこそ、本質的に機能するものであるという。そしていつかは独立という思いを秘めながら大手建築会社に10年間在籍したものの、自らの主体性を発揮すること叶わず。一通りの建築全般を学んだ時、注文住宅の欧倫ホームと出会い、自分の設計センスを十分に表現できる営業スタイルに惹かれ33歳で独立。
主体性とは、自覚、想像力、良心、そして自由意志により、他人に強制されることなく選択の自由を手に入れることである。ゆえに、特に同年代の施主において想いを内に秘めているか人から、自分の良心と想像力を駆使し、その本意を引き出すことにチャレンジすることが、やり甲斐であると同時に楽しさでもあり、得意とするところであるという。

デザインとは問題解決短所をプラスに転換する提案を

その人の人格は、その部屋を見ればわかるという。
建築とは人を包み込むという概念。ゆえにその人の生活がより豊かになる様に問題点を抽出し、全部をひっくるめてまとめることがデザインであり、それが建築家の仕事であると考える。デザインとは、もともと「整理する」というラテン語が語源であり、デザイン=ソリューション(解決策)であり、デザインの本質はミニマリズムであり、華美にならい、余計なものを省く、シンプルであることを主眼に置いているという。問題解決において留意するべき点は、「人間の長所と短所は表裏一体」の格言にあるが如く、短所を逆手に取り、短所そのものをプラスに転換するデザインを考えること。又、施主の具体的希望を安易に受け入れるのではなく、果たしてそれが正しいかどうかを複眼的発想を持って見ることが大事だという。またコスト、デザイン、間取りも総括的なバランス=調和という概念を強く持つことが重要であると考える。もちろん、調和を重視することによって普遍的な個性の無い住まいになってはいけない。個性とバランスは両立する。

ふたつの好き「好き」こそものの上手なれ

現在、名古屋の大手専門学校において講師として勤務する一面も持っている。インテリア科において、美容院、カフェ、クリニック、オフィス等の店舗デザインを担当。教えることは学ぶことでもあり、現代の進歩的な素材や照明デザインを学ぶことは、住宅に取り入れることも多く、非常に役立っているという。今まで住まいとオフィスは、完全に分離した生活形態ではあったが、住まいの一部がオフィス化しているインターネットの時代にあっては、住まいの中に店舗デザイン等における楽しさや面白さを共有することはもっと大胆に住む人の気持ちを豊かにできると考える。また施主の潜在意識にある価値観を様々な切り口の会話の中から読み取り、本人の気づかない楽しい提案を見つけることが最大の喜びであり、私のサービス精神発揮の場であるという。
仕事を楽しむには、ふたつの「好き」が必要不可欠である。
それは目的と、一緒に仕事をする人。
一緒に仕事をする人とは施主であり、お客様である。
第一印象でそれはほぼ読み取れると言い、双方が第一印象で感じが良いと思える人と出会える事こそが、仕事の楽しさとクオリティーに直結するという。

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