建築家紹介Architect

伊藤教司

伊藤教司

Takashi Ito

愛知県名古屋市生まれ。
東京のアトリエ系事務所にて住宅から公共建築、国内外の様々なプロジェクトに参加。
その後、地元・名古屋に活動の拠点を移す。

未来を、幸せな人生をデザインする。それが家を造るということ

幅広い経験が、今に活きる建築家として最良の環境に出会うまで

建築に携わっていた祖父・父の影響を受け、幼い頃から物作り、デザインに興味を持つ。初めて建築雑誌を手にしたのは小学生の時。中学時代には既に図面を引いたり、スケッチやトレースを行っていたという。大学進学の時には迷わず建築学科を選択。
卒業後はアトリエ系事務所に所属する。住宅や公共建築など様々なプロジェクトに参加し、コンペ等にも積極的に参加。建築の設計のみならず、ランドスケープやインテリアデザイン、グラフィックからブランディング、プロモーションまで、活躍の場は多岐に渡る。これは、『建築は建てて終わりではない。より多くの人に知ってもらい、活用されて、磨かれていくものでなければならない』という信念による。そして、それらの経験がクロスオーバーし、新たなアイデアとして建築に活かされているという。
数々の賞を受賞し、地元・名古屋へ活動の拠点を移したのは32歳の時。
個人住宅に的を絞ったのは、小さいながら親密なコミュニティを作る個人住宅こそ、「建築の極み」であると考えたから。一方で、規格住宅から理想に近いものを選び、住人が住居にライフスタイルを合わせていく従来のハウスメーカーのあり方に疑問を抱いていた。そこで出会ったのが、ライフスタイルに合わせてプランを作成する建築家の技術・アイデア力と、それを実現する建てる技術を兼ね備えた注文住宅の欧倫ホームだった。建築家としての能力を最大限に発揮し、かつ今まで培ってきた経験を活かせる魅力的な環境を見つけたのである。

住居の価値を高める技術プライオリティを整理する

そこに住む人はどんな人なのか。
部屋数や広さ、予算、敷地の形などの制限がある中で、いかに住居としての価値を高めていくのか。施主様の理想の暮らし方や価値観を見つけることこそが、快適な住まいには欠かせない。
カフェでくつろぐように生活したいのか、縁側のある暮らしをしたいのか。
例えば高低差のある限られた敷地で、リビングから愛車を眺めて過ごしたい。しかも、一番美しい角度で。そんな難題に出会うと、建築家としての力量が試される。車庫を車のショールームのように設計することは可能。ただし、それを優先することで生活に必要なスペースは限られてくる。収納するものの量、リビングに必要な広さを施主様と一つひとつ丁寧に打合せを行い、整理しながら優先順位を決めていくことが、夢を実現する鍵となる。
忘れてはならないのは、プライオリティとバランス。
お客様と会話を重ね、過ごし方を思い描きながら、落としどころを探る。そうするうちに、想像を超えるアイデアが、ある時ふと舞い降りてくるという。
つまり、施主様が思い描く理想の住まいやテーマを広げ、プラスαのアクセントを加えていくことが、建築家としての腕の見せ処になるのだ。
そして優先順位をお客様と、とことん話し合ったからこそ、納得感のある提案ができる。施主様にふさわしい価値をプラスすることもできる。それこそが、建築家と一緒に家をつくる意味となるのだ。

想像こそ創造の糧になる5年後、10年後をより輝かせる醍醐味

完成直後の家が美しいのは当たり前。
5年後、10年後の方が、より輝きが増している。
そんな家づくりが理想だと語る。
そのため、今後変化していくであろう家族のライフスタイルを考えて設計することは、ごく自然なこと。
その敷地から見える風景はどんなものなのか。敷地の周りを歩き、街並を肌で感じ、その場所を選んだ家族の気持ちを考える…。
この過程もすべては、幸せなライフスタイルを作り上げるために大切なこと。
目指すのは、常にキレイに磨かれ、背筋がピンと張るような家よりも、ホッと心がくつろげるような心地よさ。自分と同じ男性だけでなく、女性はどのような空間にくつろぎを感じるのか。どんなシチュエーションに心がほぐれるのか。それをリアルにイメージするために女性誌にも目を通し、ライフスタイルを思い描くことも大切な仕事のひとつだという。
ライフスタイルそのものをデザインし、未来もずっと心地よく過ごせる家を、自分にしか創ることのできないスタイルで創造していく。すべての創造は、建築家としての技術に加え、お客様の5年後、10年後を思い描く想像力に支えられているといっても過言ではない。

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